日記 2007年10月27日
2007年10月28日
いつもより一時間遅く起き、全体に一時間遅れの生活。昨日の朝日新聞に「特集読書の秋」という特集頁があったので、主な書名をノートに書き写した。最近、外国の有名な文学書の新しい翻訳が出ている。この際読んでみたいと思う。
午後、1時から、京都国際ホテルで、京都第二日赤病院の、「かまんざ心臓病予防と対策友の会―第8回公開セミナー」というのがあって行ってきた。
火曜日に病院へ行った時に待合室でポスターを見て、このような会があることを知った。
約200名ぐらい。ほとんどが老人。多分、何らかの心臓病を持って、第二日赤にかかったことがある人だと思う。
講演は、心臓血管外科の医師、三宅武史氏の「虚血性心疾患に対する外科治療」と題して、プロジェクターを使いながら、心臓バイパスの外科手術の話。途中に実際に心臓の血管にバイパスをつけている映像があり、まさに心臓を鷲づかみにしている様子を見た。
第二講演は、循環器科部長の北村誠医師による「生活習慣病と心血管疾患」。統計的に、高血圧、高脂血症、糖尿病などによる心臓病、脳梗塞になる率が多いことを示し、予防の方法を説かれた。
10分ほどの休憩があり、その間に治療器具の展示があった。大勢が群がり、関心が強い。実際に、カテーテル、バルーンやステントを手で触らせ、治療器具会社の人が説明している。その細さに改めて驚く。バルーンの先端を触り、ふくらむのを実感した。横にいたおじさんは、「わたしは9回カテーテルを入れている」と言っていた。私は6回。負けた。
休憩後、特別講演と称して、桜守で有名な植木師、佐野藤右衛門氏の話。円山公園やインクラインの桜を手がけている桜の医者と言われる人。80歳とのこと。ご自身、第二日赤で心臓にペースメカーを入れる手術をした体験を話し、体験談から面白い話だった。題は「運命」。桜も人も生きているいるもの同じ。枯れる時は枯れるという話。原稿なしでとぼけながら引きつける話をしていた。
三時に終わり、懇親会があったが失礼して会場を出る。だいぶ雨が降ったらしい。 雨上がりの二条通りを烏丸通りまで出て「御池」まで歩き、大垣書店に寄る。
「カラマーゾフの兄弟」亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫、一巻から五巻まで五冊と、村上春樹著「KAFKA on the shore」(英文ペーパーバック)を買う。
夕食後、明日に備えて、声を出す訓練のため、部屋で、早速「カラマーゾフの兄弟」を音読する。